OLED について

OLEDとは何ですか?
有機発光ダイオードディスプレイパネル(Organic Light-Emitting Diode,OLED)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ (Organic Electroluminescence,OEL)とも呼ばれ、 他のフラットパネルディスプレイ技術が容易に到達できない新世代の技術を備えています。より明るく、且つクリアなフルカラー映像と、より敏捷な反応スピードが特徴です。
OLEDの解像度:
有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diodes、略称OLED)は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display ,略称LCD)のフラットパネルディスプレイ技術を超越しています。軽い、薄い、短い、小さい、精細で高感度、鮮やかな色彩、節電といった特性が一つに備わっており、近い未来、紙と同じ厚さのテレビ画面、ロールタイプの電子ペーパー(e-paper)等が登場するのも夢ではありません。
OLEDの特性:
  • 自ら発光し、バックライト(Backlight)モジュールやカラーフィルター(Color Filter)を必要としない
  • 軽量、薄い(< 2mm)
  • シンプルな構造、高耐久性、低コスト
  • 低駆動電圧(3 ~ 9V)節電に優れている
  • 視角の制限が無い
  • 高輝度
  • 優れた輝度(16 lm/W)
  • 高コントラスト(>10,000:1)
  • 暗視と明視の画質のいずれも優れている
  • 速い反応スピード(10μs)
  • フルカラー化が可能
  • 大サイズ化が可能
  • フレキシビリティ(プラスチックの下地を採用)
  • 広域の使用温度範囲:-40℃~85℃
OLED の製造プロセス:
OLEDの発光原理:
OLEDの基本構造は、陽極の透明半導体性質の薄い酸化インジウムスズ(ITO)と金属陰極でサンドイッチのように、正孔輸送層(HTL)、発光層(EL)、電子輸送層(ETL)を含む有機材料層を挟みます。バッテリーが適切な電圧(低ボルト数の特性)を提供し、陽極の正孔と陰極による電荷が発光層に注入され、結びついた時に、有機材料を励起して電界発光(electroluminescence)を発生させることができます。つまり、有機層の構造と正負極の選択設計が、OLEDデバイスの発光効果を充分に発揮させることができるかどうかのカギとなります。